■表紙 LOVE PSYCHEDELICO 宅録的手法を用いた『Golden Grapefruit』誕生秘話& デリコ式トラック・メイクの手法を詳細レポート 日本語と英語がクロスオーバーするKUMIのボーカル・スタイル+ビンテージ・ロックの感覚を現代的によみがえらせたNAOKIのトラック。それこそが LOVE PSYCHEDELICOの真骨頂であるが、過去のヒットに安住することなく、着実にサウンドを進化させているのもまた評価すべき点。前作後に作り上げたプライベート・スタジオ=Golden Grapefruitの名を冠した約3年ぶりの4thアルバムは、“宅録”と呼ぶにふさわしい作品と相成った。プライベートな空間だからこそ生まれるインスピレーションを元に、極上ポップ・ソングはもちろん、ヒップホップ風トラックまで披露。この作品について多角的に迫っていく。
◎AIR 1996年に『AIR』でデビュー以来、たぐいまれなギターとメロディ・センスで音楽家として地に足を付けた歩みを続けているAIR。2007年2月にリリースされた『The New Day Rising』はソングライティングに一層磨きがかかり、音楽の根源に迫った力作だ。そんな彼がパーカッショニスト仙波清彦など腕利きの新メンバーを迎え、5月13日に日比谷野音で行われた一夜限りのライブ“The New Day Rising”。エレクトリック・ワイゼンボーンなどユニークな楽器も多数使用された当日の模様をレポートしていく