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国指定無形文化財の人形師/原米洲 享年96。明治26(1893)年7月18日、栃木県宇都宮市に生まれる。本名原徳重。宇都宮商業学校を卒業して18歳で上京。三世玉秀(沢栗長五郎)の門下生となり、その師であった二世玉秀(沢栗元次郎)や三浦銀次郎にも師事して、江戸初期から作例の現れる伝統工芸である胡粉仕上の人形を修得する。大正11(1922)年、米洲と号して独立。御所、木目込み、武者、おやま、三つ折れなど多くの種類の技法を持ち、木彫を主とした人形の頭造りを得意とし、桐塑、紙などを応用する多彩な手法を用いるが、特に人形の肌に胡粉を塗ってつやを出す「胡粉仕上げ」に長じ、昭和41年、人形師では初めて国の無形文化財に指定された。同48年、パリ、ニースにおける日本の伝統工芸展に出品、56年、オーストラリアでの日本伝統工芸展に出品するなど海外展へも参加し、パリ人類学博物館、スウェーデン極東美術館などにも作品が所蔵されている。
男雛H=27.5cm 女雛H=25.5cm 経年のお品ですので、埃汚れあります。詳細は画像でご判断ください。
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