・IF段は2重の高価なクリスタルフィルタが装着(IF段に2個装着)。混信対策に万全の対応をしています。
・その他の機能として、混信除去機能であるIF-SHIFT、連続パワー調整機能、NBなどがあります。
・ドライブチューニング機能(これは最近の無線機では付いていません)がありますので最適なチューニングが可能です。
・昭和の時代に設計生産された機種だけあって、作り込みがすばらしい機種。高価な部品がふんだんに使われています。
・デスクリート中心の部品が使われているためメンテナンスが楽です。
■簡易動作チェック
①高周波出力は100W以上実測確認(クラニシ終端型POWER METER で1.8MHz~21MHz各バンド100W~120W 28MHz50W)
②ダイアルの回転、100KHz帯周波数表示窓良好(100KHz台の表示がダイアル回転と連動して機械的にUP/DOWNします)
③各VR調整良好/バンド切り替えOK/バンド拡張済み
④送信/受信OK(1.8MHz~29MHz帯の旧アマチュアバンド)/SSB変調OK
⑤出品に際し2週間ほど通電テストを行いました。異臭、異音、コンデンサの破裂などは感じませんでした。
■外観(写真でご判断ください)
①フロントパネルは比較的綺麗です/ケースは年代相応に汚れの部分があります。
②つまみ、ボタン類は綺麗です。
③100W機とは思えない大型ヒートシンクを採用しています(写真参照)ので安心感があります。
■内部(写真でご判断ください)
①主観的にはとても綺麗です。また目視の範囲内では欠品は無いようです。
②2個のクリスタルフィルタをはじめ、比較的高価な部品が使われています。
■重要事項
①簡易チェックの範囲内では特に不具合は感じませんでしたが昭和60年頃の生産で、すでに40年以上の年月が経過しています。現在は、私が見た範囲内では不具合は感じませんでしたが、期せずして不具合が発生する可能性があります。
②メーカーのサービスもあまり期待できないのではないでしょうか。できましたらメンテナンス可能な人に使っていただけると嬉しいです。
③銘板はTS-180Vですが100Wパワーアンプに交換しています。
④外装はパネル面は綺麗ですがケースは年代相応に感じます。
⑤付属品は電源DCコードだけです。運用にあたってはマイクと20A~30Aの外部DC電源が必要です。
⑥サービスマニュアル/取扱説明書はネットからダウンロード可能です。
⑦この無線機はビンテージの部類になります。商品の性格上、基本的に返品はできません。
現在デジタル方式の無線機が全盛になっててきていますが、受信音の良いアナログの無線機もなかなか捨てがたいものがあります。(周波数制御はPLL方式ですが)