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定価1500円本の状態に悪い点ほとんど無し
「混沌を生きる母のいのち
愛を貫いた父のいのち
詩で立ち向かう息子のいのち
それぞれのいのちが愛おしい」
谷川俊太郎
24年間に及ぶ壮絶な介護体験の総決算、
著者初の自選詩集
藤川幸之助氏は20年以上に及ぶ
認知症の母の壮絶な介護体験から、
人々の心に灯をともす珠玉の詩を
生み出してきた詩人です。
その詩業は、「NHK Eテレ・ハートネットTV」や
『朝日新聞』の「天声人語」などでも取り上げられ、
全国各地での講演会では、毎回涙を流す人が
続出するほど感動を呼んでいます。
本書は、その藤川氏の初となる自選詩集。
次第に認知症が進んでいく母の姿と
過酷な介護の現実、藤川氏の苦悩と葛藤が克明に描かれ、
読む者の胸を打つと共に、「人間が生きるとは何か」
「人を愛するとは何か」といった
人生の問いをも鋭く投げかけてきます。
「この詩集の一篇一篇には、
一人の人間がああでもないこうでもないと
悩み苦しみ、苛立ち悲しみ、時に喜びながら、
認知症の母の介護という山を
どうにか乗り越えてきた歩みが刻まれている」
「自分の親が、大切な人が、認知症になった時、
自分ならどうするだろうか?
という問いを投げかけながら詩集を読んでほしい。
どんな苦しみの中にあっても、
人は決して一人で生きているのでないこと、
人は皆誰かを支え、誰かに支えられ、
様々な関係性の中で生かされていることを 忘れないでほしい」
と藤川氏は言います。
人は皆、誰かを支え、誰かに支えられ、
様々な関係性の中で生かされている――
本書の最後の詩を読み終えた時、
誰もが藤川氏のこの言葉を深く噛みしめ、
人生の新たな一歩を踏み出す
希望と勇気を見出すことでしょう。
いままさに介護に直面し苦しんでいる人、
これから介護に向き合う人のみならず、
人生に悩むすべての人に手に取っていただきたい
心の糧になる珠玉の詩集です。
収録作品の一部
母の日記/手帳/父の分まで/あなたは歩き続ける/寝たきり/母からの手紙/はじめておむつを替えた日/そんな時があった/親ゆえの闇/絆/徘徊と笑うなかれ/さびしい言葉/愚かな病/誕生日/紙おむつ/身体の記憶/桜/母の眼差し/本当のところ/母に見えるもの/私の中の母/さようなら/道 ……etc
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