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司馬遼太郎の名作、「歳月」上下2巻(講談社文庫)です。読みやすい新装版です。状態は、全般に良好です。送料はクリックポストで185円です(※クリックポストには、厚め [梱包厚を含めて厚さ2~3cm程度] の文庫本は、重さ合計1㎏を超えない範囲で、計2~3冊程度同梱可能です)。
◆内容: 肥前佐賀藩の小吏の家に生まれた江藤新平。子供の頃から一種の狂気を持った人物だった。慶応3年、大政奉還を知るや「乱世こそ自分の待ちのぞんでいたときである」と、藩の国政への参画と自分の栄達をかけて、藩の外交を担い、京へのぼった。そして、卓抜な論理と事務能力で頭角を現していった・・・。やがて、明治維新の激動期を司法卿として敏腕をふるうが、明治6年、征韓論争で反対派の大久保利通、岩倉具視らと対立する。敗れて下野した江藤新平は佐賀の地から、明治中央政府への反乱を企てたが・・・。34歳から41歳までのわずか7年間に、栄光と転落を味わうという数奇な運命を描いた歴史長編。
◆著者、司馬遼太郎は1923年、大阪市生まれ。旧制大阪外国語学校(現在は大阪大学外国語学部)蒙古語学科に入学後、1943年11月に学徒出陣により仮卒業し(翌年に正式卒業)、陸軍の戦車第十九連隊に入隊。満州配属を経て栃木県佐野市で終戦を迎え、復員後は新世界新聞社を経て、産経新聞社京都支局に入社。その後、文化部長、出版局次長を勤めたが、記者として在職中に執筆を開始。1956年、司馬遼太郎の名で応募した「ペルシャの幻術師」が講談倶楽部賞を受賞し出世作となった。1960年、『梟の城』で直木賞を受賞し歴史小説に新風を送る。翌年から本格的に作家生活に入り、『竜馬がゆく』、『燃えよ剣』、『国盗り物語』、『坂の上の雲』など数々の代表作を世に送り出す。戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも活発な文明批評を行った。1981年、日本芸術院会員。1991年、文化功労者。1993年、 文化勲章受章。1996年死去(享年72)。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
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