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唐時代(7〜8世紀)
肩幅約 4cm 全長約9cm
高約 10cm
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唐時代の黄釉鶏俑です。
鶏は人間の暮らしに欠かせない家禽として
古くから中国の文物に登場します。
唐時代の墓跡からは他の出土品とともに
多くの鶏俑が発見されており、
唐洛陽城址から出土したものについては
武則天の治世686年に鶏俑が作られたという
文献が残されているようです。
中国では鶏には「文・武・勇・仁・信」の
五徳が備わっていると考えられており、
夜明けを告げることからも縁起のよい
モチーフとして親しまれています。
本品は、首を長く伸ばし、
堂々とした立ち姿で前を見つめる鶏が
型によってあらわされています。
羽の表現や立派な鶏冠など見どころがあります。
口部分のカケが樹脂で補われています。
また羽の一部釉薬に剥離がみられます。
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