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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
ナンシー関が亡くなって10年が過ぎた。
「今もナンシーが生きていたら……」
取材中に、その言葉を何人から聞いたことだろう。
他の追随を許さない鋭い批評眼は、いかにして生まれたのか。なぜ、魅力的で非凡な文章を書き続けることができたのか。
青森から上京してきた18歳の予備校生は、どのようにして、消しゴム版画家にして名コラムニストとなったのか。ナンシーを知る人たちへのインタビューとともに、彼女自身の文章に垣間見えるいくつもの物語を紐解きながら、稀代のコラムニストの生涯に迫る。
三九歳の若さで急逝した異能の消しゴム版画家・ナンシー関。没後なお、「ナンシーならなんと言うだろうか」と思わせる独自の視点は、どのように育まれたのか。いとうせいこう、リリー・フランキー、宮部みゆき、みうらじゅんなど著名人をはじめ、ナンシーを知る人々へのインタビューを重ね、その生涯に迫る傑作評伝。
【目次】
まえがき
プロローグ
第一章 ナンシー関の才能とその影響力
第二章 が誕生するまで
第三章 青森での関直美
第四章 旅するナンシー、歌うナンシー
第五章 ナンシー関の全盛期
エピローグ
あとがきにかえて
(著者より)
私がコラムニストにして消しゴム版画家の故・ナンシー関に強く興味を惹かれるようになったのは、二〇〇二年六月にナンシーの訃報に接したときである。
私は生前のナンシーとは一面識もない。
生前と没後合わせて五〇冊近くの著作が出版されているが、そのどれもが声に出して笑えるほどおもしろかった。テレビという〝生物(なまもの)〟を扱いながらも、その内容が一向に古びることなく、何度読んでも新鮮な味わいを愉しむことができた。いったいどこからこのような才能が生まれてきたのだろう。ナンシー関とはどんな人物だったのだろう、という興味と関心が次第に自分の中で膨らんでいった。
これまで語られることのなかった秘話とともに、川島なお美や郷ひろみ、松本人志や小倉智昭など、ナンシーのテレビ評論の常連たちの消しゴム版画を、文章の流れに合わせてできるだけ多く収録した。ナンシーのファンには、ぜひとも手にしてほしい一冊である。
没後20年、異能の消しゴム版画家・ナンシー関の傑作評伝が待望の復刊。 >